風薫る5月
ゴールデンウィーク終わりの土曜日
お能の舞を撮影する会に参加
最初にお能について
今回演者、喜多流の佐藤寛泰氏よりご説明を聞く
本来裏で行う衣装の着付けを実際に目の当たりに
数人掛かりで行うとても大変な作業
今回は2つの作品
一つは源平時代に源義仲へ仕えた女武者
巴御前を描いた作品「巴」
能において女性を主人公にした唯一の作品として有名
甲冑姿で現れる巴御前の場面
長刀で戦う巴御前
共に自害するつもりも許されず
義仲の故郷に小袖と小太刀を形見と届けるのが役目だと
泣く泣く落ち延びる
形見の小袖を手にする巴御前
弔いを願い去っていく巴御前
シャッターチャンスを狙う参加者の皆さん
凄いレンズで撮られている方もいらっしゃって
少し物怖じ・・
お面の陰影で喜怒哀楽を表現するお話は
昨年に初級能楽教室に参加したときお伺いしたので
巴御前の悲しみを思って撮ってみたが・・・う~ん
そしてもう一つは「土蜘蛛」
病に伏す源頼光の元に現れた蜘蛛の化身を追って
武者と土蜘蛛が戦う話だが
撮影は有名なクライマックスの蜘蛛が糸を投げる場面に絞られる
糸は和紙で作られ使い切り
手間暇がかかっていて貴重品
様々な角度から蜘蛛の糸を投げる土蜘蛛
シャッターチャンスを狙ってみた・
なかなか難しい・・・・
最後に土蜘蛛が倒される場面は後ろ向きにバターン!!
なんという迫力
凄い音で倒れたので後にお伺いしたら
やはり後頭部を打ちつけたとのこと
お能というのはなんと激しいものなのかと感服
前回同様に舞の意味をお伺いしてじっくり拝見しながら
撮影でき
とても素晴らしい時間だった
この2つの演目は今月の21日(土)
青年能で観覧することができる
チケットはまだあるということなので必見!
詳しくはこちらをご覧あれ
「第39回 喜多流青年能」