「かぐや姫の物語」を観てノスタルジーに浸る

「かぐや姫の物語」の続き・・・

宮崎・高畑作品はどうしても
過去の作品と似たような場面や音楽がみられる

今回も高畑氏がかつて演出・監督をした作品
「太陽の王子ホルスの大冒険」「平成狸合戦ぽんぽこ」
「思いでぽろぽろ」「ホーホケキョとなりの山田くん」などを感じさせる場面が多々
それはとても心地よいものだった

高畑作品はこだわりの強さから毎回時間とお金がかかり
興行的には苦労するたしいが
今回のこの映画は高畑作品の大ファンである
2011年に亡くなられた日本テレビ氏家齊一郎氏の
後押しで決まったという

高畑作品はどこに良さがあるのか

宮崎作品と違い冒険活劇ではなく
ノスタルジーが全面に表れているものが多い
あとからじわじわ感動がやってくる
観るたびに映画の良さが増してくるというところなのではないか

だから良さが分かるまで実に時間のかかるものばかり
プロデューサーはたまったものではないだろう

でも今回自分はなぜか最初に感動がやってきた
高畑氏の映画では初めての体験
たぶんノスタルジーを求める年になったからなのか

年を重ねてからわかる自分の記憶の中の過去が
走馬灯のように思い出され
じわ~っと目頭が熱くなった

観たらきっとそう感じる人は多いのでは