最近読んだ本

最近読んだ本『ナナメ読み日本文化論』
サブタイトルは「名著25冊で読み解く日本人のアイデンティティ」

明治時代から現代までの間の筆者が紹介する著名な25冊について
解説・ポイントを交え紹介
話題となった本を教養として押さえておき
これをきっかけに読んでみることをお手伝いするというスタンスの本

明治時代から振り返ると日本というのは
日清・日露戦争、太平洋戦争、高度経済成長、バブル崩壊、大地震と
絶頂とどん底を絶えず繰り返してきた

そして今世界の関係性が大きく変わろうとしている中で
日本人としてどう生きていくかを考えるうえで
現代日本を過去から振り返ってみるための参考になる

日本文化を世界に発信~では新渡戸稲造『武士道』など3冊
日本人のメンタリティを探る~では鈴木大拙『禅と日本文化』など6冊
日本的風土の特質とは何か~では内田樹『日本辺境論』等4冊
日本の美について考えてみた~では川端康成『美しい日本の私』7冊
日本人と日本社会を成立させるもの~では『菊と刀』等5冊

その他コラムでラフカデェオ・ハーンなど
明治時代日本に滞在した5人の外国人から見たニッポン
紀行書を紹介

過去に興味を持って読んだもの
まったく興味がないもの
思想的に受け付けないもの
ここに紹介された本について思うところはあるが
食わず嫌いもよくないし
視点を変えて読んでみると違った発見があるかもしれない

そういう意味で本の概要が分かっただけでも
この本を買った価値はあった