夏の甲子園の時期には読み返したくなる「H2」

高校野球の都道府県予選もそろそろ終盤
続々と代表校が決定し甲子園への切符を獲得している

高校野球と言えば
あだち充のマンガを真っ先に思い浮かべる

なんといっても有名なのは「タッチ」だが
個人的には「H2」が好きで
こういう時期なのでまた読み返してみた

主人公が類まれなる剛速球ピッチャー国見比呂
その親友が好守強打の主砲である橘英雄
比呂(ヒロ)と英雄(ヒデオ=ヒーロー)でH2

野球マンガでありながら
甘酸っぱい学園マンガの要素も兼ね備え
あだち充ならではのストーリーは健在

主人公比呂と幼なじみの雨宮ひかりは姉弟のような関係
そのひかりが比呂の親友英雄に一目ぼれ
比呂がその橋渡しをした中学時代

しかしその後遅れてやってきた思春期に
ひかりへの恋心に気付いた比呂

比呂と英雄、ひかりは
ひょんなことから別々な高校に進学
様々な喜び悲しみが訪れる3年の間の3人の揺れる思い

そして高校3年最後の夏の甲子園での
比呂と英雄の逃れらいない最初で最後の対決へとつながっていく

そして比呂のひかりへの想いを知ったうえで比呂に恋する
少しおっちょこちょいだがとってもかわいい古賀春華も加えた
4人を中心にしたストーリー

読む人によってたぶん印象が違うかも知れないし
何度も読み返しているうちにラストの印象が変わる
不思議なマンガ

最初はいやな奴も主人公たちと関わることでだんだんいい奴になっていく
たまにそうでないのも数人いるが・・
話がさわやかで面白い

ただハッピーエンドではない終わり方が異色
特に主人公たちが3年生になる終盤からラストまでがちょっと切ない
だからこそ個人的に印象に残るマンガになったのかも

この時期になると毎年
単行本全34巻読み返したくなる

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