社会との関わり

世の中には大小の様々な社会がある
生まれて最初の社会は親子の関係があって
それから親族、近所と広がって
幼稚園や保育園、学校と成長に応じて
さらに社会が広がっていく

大人になると職場があって
こども時代から作られてきた友人関係もあるし
サークルや政治や宗教などの団体にも関わるかもしれない

そんな小さな社会がいろいろ集まって
人間社会が構成されている

だから一切人と群れずに孤立無援で生きていくはありえない
否応なく何かしらの社会と関わらざるを得ない

そこには楽しいこともあれば嫌なこともある
楽しいことが多ければ
多少嫌なことがあっても我慢できる
でも嫌なことが多ければ
その社会に身を置くことが辛くなる

ご近所同士、友達同士、職場関係、そして家族間など
あらゆる社会で一つもトラブルのない人はいないだろう
どんなに気を配っても大なり小なりの軋轢は生じてしまう
そんなときは誰しも居心地のいい状態に戻したいから
納得はいかなくともなんとか折り合いをつけるため妥協点を見出す

でも、どうしても妥協点が見いだせないで
溝が深まってしまう場合も世の中には山ほどある
世の中にあふれる人間関係の重大なトラブルは
解決しようという気持ちよりも
支配や抑圧、不信の気持ちが強くなっているのかも知れない

小さな社会でのトラブルは
少人数であればなおさら関係性が鮮明になってしまい
解決を図ろるのは極めて難しいと切に感じる